2024.12.07
信じられないかも知れませんが、この世界には世界征服を真剣に考えている人達が居ます。
私も気付くまでは、それは映画や小説、漫画の世界だけだと思っていましたが、どうもそれは間違いない様です。彼等は世界征服をし、彼等だけが優位な世界を作ろうとしています。
ですが、それは様々な問題を含んでいます。それを列挙しますと
・どう管理するのか?
世界を手に入れると言う事は、それを管理しなければなりません。管理に失敗すると長続きしないからです。
言うまでもなくこの星は、自転しています。と言う事は、何処かが朝を迎えたなら、何処かが夜になると言う事なのです。つまり、世界の何処かが次々と朝を迎えると同時に、次々と夜になると言う訳です。これをどうやって管理すると言うのでしょう?
少なくとも征服政府は3チーム必要ですよね?(8時間労働として)
または、世界を3つに分ける必要がある訳です。でなければ、世界政府の職員は過労死する事疑い在りません。
・言語をどうするのか?
言語を統一するつもりなのでしょうか?そんな事をすれば、忽ち紛争の種になるでしょうねぇ・・・フランス人が英語を話すとは思えません。
・宗教をどうするのか?
まさか宗教を統一するつもりなのでしょうか? これもまた大問題になるでしょう。
・通貨をどうするのか?
統一したら通貨も統一するんでしょうね?
そしたら何が起こるでしょうか?現在のインチキ為替制度がバレるんじゃないでしょうか?
・風俗、文化をどうするのか?
統一したら世界が詰まらなくなるだけだと思いますが・・・
欧米の大航海時代の船乗りは、面白かったんじゃないかと思います。アフリカにはアフリカの建物や民族衣装がありました。アラブにはアラブの、インドにはインドの、中国には中国特有の建物や衣装があり、また文化も様々でしたよね?帰って来た船乗りたちは、土産話に事欠かなかったはずです。
現在世界でグローバル化が進み、均一化が進んでいますが、これは良い事なのでしょうか?
今、写真を撮ったら何処の国を撮っても同じような風景しかないのではないでしょうか?
世界は詰まらなくなったと思うのは、私だけですかねぇ・・・
思うに世界はオーケストラの様にあるべきだと考えます。様々な楽器があり、様々な音と響きがある。それが調和して見事な音楽を奏でる。それで良いのではないでしょうか?
世界征服は例えていえば、オーケストラをすべてバイオリンにしてしまうようなものだと思います。バイオリンの音色は確かに美しい。しかしオーケストラをそれだけにしてしまうのは、音楽の幅を狭めるものでしかないのではないでしょうか?
世界征服を効率だけで考えるのは、間違いだと思います。
やるのなら世界連邦でしょうね・・・
世界征服は子供の夢だ!
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