仮説・論説 477 失敗(敗北)の意味と効用
- white-eagle1958
- 2月9日
- 読了時間: 3分
2025.02.09
今回のテーマは失敗(敗北)の意味と効用です。
人生には失敗が付き物です。私も山ほど繰り返してきました。
弁当を届けに行き、トラックの後ろ扉を開けたらなんと空っぽ。弁当を積んだつもりが積んでいなかったとか、免停中にバイクを運転し、顧客への近道だと一方通行を逆走して居たらそこにお巡りさん。免停が免許取り消しになったとか・・・
失敗や敗北は恥であるとばかり考えている人も多いと思いますが、上手く扱えば、エジソンの言う通り「失敗は成功の母である」とする事もできます。
失敗や敗北は何を教えているのか?
それは自分が反省が出来ていない事であり、今までのやり方がもう通用しなくなっている事を教えてくれている事でもあるのです。
何度やっても成功しない。同じ相手に何度も敗北すると言うのは、反省が出来ていないか、やり方がもう通用しないと言う事なのです。(相手のレベルが桁違いの場合はどうしようもありません。自分のレベルを相手以上に挙げるしか手は在りません)
ではどうすれば良いのか?
それを一つ一つ診て行きましょう。
まず反省です。反省とは自分が何処で間違えたのかをしっかりと掴み、直す事です。
此れが出来ていないと同じ間違いを何度も繰り返します。また、謝罪と反省とをごっちゃにしている人もいますが(反省だけならサルでもできると言う様な)、反省と謝罪とは違うのです。謝罪は関係のリセットを意味します(ただし相手の許しが必要です)
反省のポイントは下記の通りです。
・考え方 物事の一番根底に在るものです。此処で間違えると成功しません。また仮に成 功しても長続きしません。
・認知 物事をどう認識しているかです。同じ事象に見えても中身が違ってたりします。
例えば、同じ犯罪に見えても、その人が犯罪をしたのか、犯罪をさせられたのか
は違いますよね?
・判断 物事をどう判断するのかです。基準は教えに合っているかどうかです。此の手段
は正しいのか?目的の為に手段を択ばずは間違いです。目的の為に手段は択ばな
くてはなりません。
・操作 実際の行動です。此れは繰り返し繰り返し習得しなければなりません。
この4つのどれ一つ間違えても物事は成功しないし長続きしないのです。
やり方刷新
新思想、新発見、新機軸、新商品など今までにないものが生まれた時に生じます。
新しいものが出来ているのに取り入れないと時代遅れになります。今迄のやり方が通用しなくなるのですね。一番の例は、日本の戦国時代の長篠の戦でしょう。
対策は自分達も新しいものを取り入れる他は在りません。
自分のレベルアップ
これはライバルに勝つためのものです。どうすればいいのか?
相手の境地を調べ、それを上回る努力をすれば勝てます。相手が教えを守って居なければ比較的容易に相手に勝てる様になります。
何故か?
教えを守らないと言う事は、悪因悪果が作用し続けると言う事であり、それを続ければ必ずレベルダウンするのです。一方こちらは教えを守って徳を積めば、レベルアップが継続する事になりますから、必ず勝てる様に成る訳です。
此れは師匠の技を凌ぐときにも使えます。
教えを守らぬ師匠の境地を抜くのは簡単です。教えを守って徳を積んで行けば抜けます。
教えを守り続けている支障を抜くのは容易では在りません。
ではどうするか?過去の偉人の境地を抜く事を目指しましょう。教えを守っている師匠の境地は動き続けますが、過去の偉人の境地は確定しており動かないからです。
これが成功しますと、過去の偉人のパフォーマンスを凌ぐことが出来る様になります。
頑張って見て下さい。
継続こそ力なりですぞ!
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